当院はシンスプリント、野球肘などのスポーツ外傷の治療に力を入れています。

「急性腰椎捻挫」とは、いわゆる「ぎっくり腰」の一つで、
腰椎部に急激かつ過剰に負担がかかったために腰椎部の炎症、機能異常が起こった状態をいいます。

原因は様々あり、くしゃみをしただけでなってしまうなど
思いも寄らないきっかけで症状を発症される方も多いのが特徴です。

「ぎっくり腰」の痛みの原因箇所としては、腰椎部の機能異常のほか、腰部筋肉の急性炎症のよる痛みのための過緊張、骨盤後のつなぎ目(仙腸関節)のズレなどがよくあります。

特に寒くなって筋肉が固く緊張したままになりやすい秋冬になると、毎年「ぎっくり腰」を起こすという方も少なくありませんね。

また、「ぎっくり腰」を起こした直後で痛みの強い急性期(1~3日程度)は、徹底した安静(場合によってはコルセット固定)。炎症を改善するための通電療法、患部を冷やすアイシングがよいのですが、それ以降は冷やさず筋肉が緩むように温めるほうが回復が早く、予防にも役立つと思います。

野球肘、正式名称は肘関節内顆炎。
野球投球時などによる肘関節内側にかかる
反復した負担が炎症を引き起こします。

成長期においては内顆部の剥離骨折や
関節鼠等に注意しながら施術します。

急性期(疼くような痛みや熱感)には
基本、安静やアイシング、微弱電流による
組織修復。

慢性期(疼くような痛みが治まるが、動かすと痛む)
には、こわばり始める筋肉の緊張を緩めるストレッチや
血流を促す温熱療法。筋力をつけるためのゴムチューブ
トレーニング等指導します。

個人差はありますが、練習を休みたくない等の理由で
症状が重くなって来院する患者様が多く治療が長引く
傾向が多々見られます。

当院はスポーツ外傷の治療に力を入れています。

スポーツ外傷による機能回復は基本的には「安静+治療」であります。しかし、スポーツ選手からすると練習を休みたくない、少しでもトレーニングをしたいという気持ちを持っているかと思います。熱心な選手であればあるほどその気持ちは高いのではないでしょうか。

当院では、要望によっては、テーピング・運動管理等をすることで選手生活(スポーツ)を続けながら・練習をしながらの治癒を目指しています。

・大事な大会が近い!
・今は絶対に練習を休みたくない!
・練習はしながら治したい!


という方はご相談ください。

※先にも申し上げましたが「安静+治療」が機能回復の基本です。無理をせず、しっかり相談することが大切です。

1)スポーツ障害の原因と傷害を起こしやすい身体の部位

スポーツをしているとき急激な外力が加わって起きる、捻挫や脱臼、骨折などは「スポーツ外傷」と呼ばれ、また、練習を繰り返したりすることで、局所の過度使用のため慢性に障害が起こるもの、例えば野球肘などを当てはまります。

スポーツ障害を引き起こす部位は、腰、膝、足(くるぶし、足の指)、肩(肩関節、肩甲骨、鎖骨)、下腿(すね)の順に多く、腰は身体の中心でどのスポーツ種目においても基本的な姿勢を維持するのに重要な部分です。スポーツ障害の内容として腰痛が最も多いのは容易に理解できますね。膝や足におけるスポーツ障害は、膝蓋骨や足底部の慢性疼痛です。ランニングやジャンプなどによる障害が代表的です。

2)スポーツ傷害の治療と予防

スポーツ外傷や障害を受けたときには、速やかに専門医による適切な診断と治療を行ってください。しかし、スポーツ傷害を起こさない予防がより大切です。

スポーツ障害はハードな反復練習や適切でないフォームによる運動で起こりやすいものです。発育期の子供では、体力や体型に個人差が大きいので年齢や学年が同じでも個別の運動メニューを必要とする場合があります。体力的に劣っている女性や中高年齢者では、練習の内容や練習量が多すぎないよう注意を払う必要があります。関節、腱、筋肉などの疲労感や痛みを感じたときには運動を中止してください。スポーツ前後の入念なストレッチはスポーツ傷害の予防に有効です。

・上肢のリトルリーグ骨折(上腕骨の骨頭部の骨端線の部分にねじれが加わり開いてしまう骨折)

・投球障害肩(ピッチャーに多発)

・野球肘およびテニス肘など
(手関節のゴルフおよびテニスによる関節炎など)

・肋骨の疲労骨折
(ゴルフスイングによる肋骨骨折など)

・椎間板障害(腰を捻転するスポーツに多発している)

・ショウエルマンの背痛や脊椎過敏症などの背中の痛み

・急性の股関節炎(発育期によく見られる)

・膝蓋靭帯炎やオスグッド病や膝関節炎など

・下腿のシンスプリントや脛骨や腓骨の疲労骨折

・足関節炎や足趾の疲労骨折

・踵骨の骨端症やアキレス腱炎など

・外脛骨の痛みやショパール関節炎やリスフラン関節炎など

上記の疾患の治療をいたします。