2021/10/06 8:39
[2.院長日記]
交通事故におけるむち打ち症は正式には
頸椎捻挫になります。
特徴的な症状として痛みによる首の可動制限
頭痛、吐き気、手や腕のしびれなどです。
一般的な外傷例えば転倒などで負傷した頸椎捻挫
と比べ症状が軽快するまでの期間が長くなるのも
特徴的です。
これは事故による頸椎への負担が大きいためと
考えられています。
治療として初期の痛みがひどい時期は電気療法やアイシング
、頸椎カラー(首のコルセット)などを施術します。
強い痛みが引いてきたら同じく電気療法やホットパック
、首の牽引、マッサージ、ストレッチなど積極的に
患部の機能回復を行います。
症状軽快まで軽症の方なら3~4週間症状の重い方なら
三ヶ月程度かかります。
交通事故における保険は相手側の自動車保険を適用する
ことが多いのですが
その対応は担当者によって大きく左右されます。
中には直接会いもせず電話対応にて治療期間を決めてくる方や施術している部位を2部位から1部位に変更を指示してくる方までいます。すべては施術費を削減しようとしているのですが、患者様にとってはマイナスしかありません。
そもそも施術部位は医師の診断を基にしていますし、
施術期間は患者様の症状が良くなってから決めるもの
最初から期間を決めるものでもありません。
最後は愚痴みたいになってしまいましたが、
事故における保険の対応にはある程度の知識と冷静な対応が必要となります。
当院が交通事故患者の一助になれば幸いです。
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